(更新) Illustorator

イラストレーターでレイヤーごとにPNGで書き出す

フォトショップでは、レイヤーごとに書き出す設定がありますが、イラストレーターにはありません。そこでレイヤーごとにPNGファイルを書き出すためのスクリプトファイルを用意します。そうすることで、イラストレーターでもレイヤーごとにPNGで書き出すことができるようになります。

ちなみに実施した動作環境は、Mac OS10.13、イラストレーターは CC 2018 です。

1. スクリプトファイルを用意する

エディタツールで下記をコピペしてファイルを作成します。ファイル名はなんでも構いません。ここではググって参考にさせていただいているファイル名と同じ「SaveLayersPNGDefault.jsx」にしています。

SaveLayersPNGDefault.jsx
var folder = Folder.selectDialog();
var document = app.activeDocument;
if(document && folder)
{
var options = new ExportOptionsPNG24();
options.antiAliasing = true;
options.transparency = true;
options.artBoardClipping = true;

var n = document.layers.length;
for(var i=0; i<n; ++i)
{
hideAllLayers();
var layer = document.layers[i];
layer.visible = true;

var file = new File(folder.fsName+"/"+layer.name+".png");

document.exportFile(file,ExportType.PNG24,options);
}

showAllLayers();
}

function hideAllLayers()
{
forEach(document.layers, function(layer) {
layer.visible = false;
});
}

function showAllLayers()
{
forEach(document.layers, function(layer) {
layer.visible = true;
});
}

function forEach(collection, fn)
{
var n = collection.length;
for(var i=0; i<n; ++i)
{
fn(collection[i]);
}
}

2. スクリプトファイルを置く

作成したファイル「SaveLayersPNGDefault.jsx」は下記のフォルダの中に置きます(Adobe Illustrator CC 2018のところは適宜ご自身のバージョンに置き換える)。

/アプリケーション/Adobe Illustrator CC 2018/Presets/ja_JP/スクリプト

ちなみに、Windowsだと下記のようです(未確認)。

C:/Program Files/Adobe/Adobe Illustrator CC XXXX/ja_JP/プリセット/スクリプト

以上で、事前準備は終わりです。

レイヤーごとにPNGで書き出す

  1. イラストレーターを起動し、レイヤーごとにPNGで書き出したいファイルを開きます。
  2. 「ファイル」→「スクリプト」→「SaveLayersPNGDefault.jsx」を選択します。
  3. 保存場所を指定します。

はい、できました!

余談:PNGの解像度を変更する

先ほどの参考にさせていただいたサイトでは、異なる解像度でPNGファイルに書き出すスクリプトファイルも紹介されていました。

SaveLayersPNG200dpi.jsx
200dpiの解像度で書き出す
var folder = Folder.selectDialog();
var document = app.activeDocument;
if(document && folder)
{
var options = new ExportOptionsPNG24();
options.antiAliasing = true;
options.transparency = true;
options.artBoardClipping = true;
options.verticalScale = 277.777;
options.horizontalScale = 277.777;

var n = document.layers.length;
for(var i=0; i<n; ++i)
{
hideAllLayers();
var layer = document.layers[i];
layer.visible = true;

var file = new File(folder.fsName+"/"+layer.name+".png");

document.exportFile(file,ExportType.PNG24,options);
}

showAllLayers();
}

function hideAllLayers()
{
forEach(document.layers, function(layer) {
layer.visible = false;
});
}

function showAllLayers()
{
forEach(document.layers, function(layer) {
layer.visible = true;
});
}

function forEach(collection, fn)
{
var n = collection.length;
for(var i=0; i<n; ++i)
{
fn(collection[i]);
}
}
SaveLayersPNG300dpi.jsx
var folder = Folder.selectDialog();
var document = app.activeDocument;
if(document && folder)
{
var options = new ExportOptionsPNG24();
options.antiAliasing = true;
options.transparency = true;
options.artBoardClipping = true;
options.verticalScale = 416.667;
options.horizontalScale = 416.667;

var n = document.layers.length;
for(var i=0; i<n; ++i)
{
hideAllLayers();
var layer = document.layers[i];
layer.visible = true;

var file = new File(folder.fsName+"/"+layer.name+".png");

document.exportFile(file,ExportType.PNG24,options);
}

showAllLayers();
}

function hideAllLayers()
{
forEach(document.layers, function(layer) {
layer.visible = false;
});
}

function showAllLayers()
{
forEach(document.layers, function(layer) {
layer.visible = true;
});
}

function forEach(collection, fn)
{
var n = collection.length;
for(var i=0; i<n; ++i)
{
fn(collection[i]);
}
}

まとめる

これらのjsxファイルを一つのフォルダ内にまとめて、フォルダごと「/アプリケーション/Adobe Illustrator CC XXXX/Presets/ja_JP/スクリプト」に置くこともできます(変更した場合は、イラストレーターを再起動します)。
自分の場合はフォルダ名を「レイヤーごとに書き出し」として、その中に、jsxファイルを入れています。

ダウンロード

この記事で紹介した3ファイルはダウンロードできます。
GitHubにて公開しています。

https://github.com/smplsmplsdsn/Illustrator-layer-to-png

  1. 上記ページを開いたら、画面右上の方の「CODE」ボタン → 「Download ZIP」をクリック
  2. ダウンロードされたZIPファイルをダブルクリックする
  3. 解凍したファイルをフォルダごと、Macの場合は 「/アプリケーション/Adobe Illustrator CC XXXX/Presets/ja_JP/スクリプト」に、Windowsの場合は「C:/Program Files/Adobe/Adobe Illustrator CC XXXX/ja_JP/プリセット/スクリプト」にフォルダごと置く
  4. イラストレーターを起動している場合は、イラストレーターを再起動する

これで準備完了です。

利用する際は、イラストレーターを起動後ファイルを開いたら、「ファイル」→「スクリプト」→「レイヤーごとに書き出し」でレイヤーをpngに書き出すことができます。

最近の記事

文章のユーザビリティ

この書籍の中で、ライティングのユーザビリティについて触れている項目があり、激しく共感する部分だったので、ここで備忘録としてピックアップする。 ・・・

ライティング

インタフェースデザイン

この書籍は、I部 リサーチ、II部 デザイン、III部 インプリメンテーションと三部構成になっている。この記事では、その中から、I部 リサーチ、・・・

デザイン思考

フルHD映像を4Kにする → スーパースケール

これを知ったときはマジか!と飛び跳ねた。あらためて思い返してみると、確かに公式チュートリアルでも触れていたことをうっすら思い出す。そしてそのときとやり方がなん・・・

DaVinci Resolve

Macで編集時と書き出し後で色味が変わってしまう場合に試してみたいこと

試したことはまだないけど、Macで編集時と書き出し後で色味が変わって困ったときのために備忘録。 プロジェクト設定 > 「カラーマネジメント・・・

DaVinci Resolve

プロジェクト設定と環境設定

プロジェクト設定と環境設定について詳しく解説されている情報がなかなか見つからないので、要所要所で知り得た情報を更新していきます。 プロジェクト設定 ・・・

DaVinci Resolve

項目”Clipy”は開いているため、ゴミ箱に入れることができません。←アンインストールしようとしたときの話し

Clipyが超絶便利そうだったので、macOS Big Sur にインストール&再起動して使ってみた。ところが、command + c を複数の箇所で行い、c・・・

徒然なままに

setTimeout は requestAnimationFrame に変えるべき?

requestAnimationFrame をはじめて見たので調べていたら、setTimeout や setInterval は requestAnimati・・・

JavaScript

書籍「小さなチーム、大きな仕事」からピックアップ

6年ぶりに読み返したが、今なおハッとさせられることが多く見つかる。 この本で忘れないようにしたい項目をピックアップするだけでも役に立ちそ・・・

起業向け情報

書籍「完全網羅 起業成功マニュアル」からピックアップ

この記事では、以前に読んだ際に付箋を付けていたが、その部分だけを備忘録としてピックアップするため、本の要約ではない。実際は、何倍も濃い内容で、練・・・

起業向け情報

書籍「はじめの一歩を踏み出そう」から気になったフレーズをピックアップ

もう一回、全部読み返したいところだが、書籍がありすぎるので、当時付箋紙をつけていたところだけをピックアップ。書籍内ではより具体的な説明があるので・・・

起業向け情報

人気の記事

書籍「はじめの一歩を踏み出そう」から気になったフレーズをピックアップ

もう一回、全部読み返したいところだが、書籍がありすぎるので、当時付箋紙をつけていたところだけをピックアップ。書籍内ではより具体的な説明があるので・・・

起業向け情報2021年8月20日

フルHD映像を4Kにする → スーパースケール

これを知ったときはマジか!と飛び跳ねた。あらためて思い返してみると、確かに公式チュートリアルでも触れていたことをうっすら思い出す。そしてそのときとやり方がなん・・・

DaVinci Resolve2021年9月29日

RSS2.0 フォーマット

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <rss versio・・・

xml2009年5月27日

リーン思考のUXデザイン

LEAN UX は、コラボレーションと部門/領域横断的な手法によって、製品の本質を素早く明らかにするための実践的手法であり、これによって文書への過度な依存を減・・・

知識編2020年9月30日

文章のユーザビリティ

この書籍の中で、ライティングのユーザビリティについて触れている項目があり、激しく共感する部分だったので、ここで備忘録としてピックアップする。 ・・・

ライティング2021年10月6日

セミナー「経営者に相談されるクリエイターの条件」に参加して

待っているだけでは何も始まらないという現実 今のところ自分からアプローチして仕事を得ていない。 お声がけいただいたご縁で仕事を繋いでいる。 だがしかし、それだ・・・

参加セミナー・イベント2015年10月30日

特定の文字で複数にセルを分割する

たとえば、セルに「テスト左:テスト右」と書かれているのを「テスト左」「テスト右」とセルを分割する方法です。Javascriptでいうところのsplitです。 そ・・・

Excel2009年6月17日

「/」から始まるパス指定

「/」が意味するのは、どの階層にいようが一番上の階層を基準にすること。ナビゲーションが階層が変わった場合でもリンク先を変更する必要がないので便利。ただアップロー・・・

html2006年12月24日

紙媒体から電子メディアへ

Web Designing 2011/3 パブリッシング プロジェクト06「新聞・メディア論」が気になったのでピックアップ。 メディアというのは、ちょっとしたき・・・

知識編2011年3月1日

書籍「完全網羅 起業成功マニュアル」からピックアップ

この記事では、以前に読んだ際に付箋を付けていたが、その部分だけを備忘録としてピックアップするため、本の要約ではない。実際は、何倍も濃い内容で、練・・・

起業向け情報2021年8月23日

コメントありの記事

インタフェースデザイン

「test」

デザイン思考

Instagram API を使ってインスタに投稿した画像データを取得する

「>ころころさん コメントありがとうございます! 確かに、APIドキュメント見ましたが、ライブに関する情報は今のところ取得できないようですね。 インスタライ・・・」

API

Sony Eマウント フルサイズ対応のカメラレンズを収集するページを作ってみた

「SIGMAから超軽量で明るい単焦点レンズが2本発売になりましたので、リストにレンズ情報追加しました!」

お仕事・制作日記

overflowをautoにした要素のスクロール位置を変更する → scrollTop scrollLeft

「>名無しさん ご指摘、ありがとうございます! 記事冒頭の「まずはサンプル」のサンプルが動いていませんでしたので修正しました。」

JavaScript

えっ!?Yahooの検索結果から遷移しようとしたら全く違うサイトにリダイレクトされてしまった...

「>前田さん コメントありがとうございます。 環境は分かりかねますが、修正したいファイルのパーミッションを604や644に変更すると書き込みできるようになります(・・・」

お仕事・制作日記

記事の投稿IDなどの投稿者(ユーザー)情報を取得する方法 → get_the_author_meta

「アバターを取得する「get_avatar」についても追記しました!」

WordPress

jQueryでformを操る【nameの値を取得する/クリアする】

「「値をクリアする」を追加しました。チェックボックスやラジオボタンの値を何も選択していない状態に戻すときについて触れています。」

JavaScript

iframeの高さを自動調整する

「>匿名さん コメントありがとうございます。 サンプルでは、beforeは何も処理していないので期待する表示にならない、で正解です。 クリックした後が、対応・・・」

JavaScript

MAMPでMySQL Serverが突然起動しなくなった時 → ログファイル削除

「(匿名)さん コメントありがとうございます。何も設定変更していないのに、それまで使用できていたサーバーが突然使えなくなるのは辛いですよね、、。 ここで紹介したや・・・」

MAMP

イラストレーターでレイヤーごとにPNGで書き出す

「コメントありがとうございます! そもそもできるかはわかりませんが、ソースを書き換える必要はあります。 下記記事などが参考になるかもしれません。 illustra・・・」

Illustorator

WEB制作アプリケーションIllustoratorイラストレーターでレイヤーごとにPNGで書き出す | シンプルシンプルデザイン